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ブチャで大量虐殺主張も、不可解な点が相次ぐ

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ウクライナの都市キエフの近郊ブチャで多数の民間人が虐殺された件について、ロシア側は関与を完全否定している。同国の主張によると、街中に残された多数の遺体を捉えた写真や映像は、ウクライナ政府が西側メディア向けに用意した制作物だとし、ブーチャがロシア軍の管理下にあった間、暴力行為に遭った地元住民は一人もいなかったとしている。

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この主張を裏付けるものとして、ロシアの国営メディアはブーチャのアナトリー・フェドルク市長がロシア軍撤退後の翌日、ビデオメッセージで、遺体については言及していなかったことを挙げた

さらに、ブーチャでの「犯罪を示す証拠」はすべて、ウクライナ保安庁職員やウクライナのテレビ局関係者が市内に到着して4日目に挙げられたことなどを指摘した。

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ネット上では4月1日~2日に現地入りした国家親衛隊隷下の準軍事組織「アゾフ連隊」のメンバーの関与を疑う声も。同部隊のメンバーは3日までに「The BOATSMAN BOYS in Bucha(ブチャのボートスマンボーイズ)」と題した動画をテレグラム上で公開した。

この動画のなかで、ブーチャ市内を歩く兵士がウクライナ支持を示す青い腕章を付けていない住民を撃っていいかと質問する場面がある。

この動画は上記の続きで、女性が「Please, don’t kill me」と訴えている。

民間人の遺体にロシア支持であることを示す白い腕章が付けられていることから、ウクライナ側による親ロシア住民への虐殺を疑う声もある。

一方、米紙ニューヨーク・タイムズは4日、ブチャの衛星写真と動画を同紙が分析したところ、多数の民間人殺害はロシア軍撤退前の同軍管理下で起きたことが分かったと報じた。

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共同通信が報じた:

ロシア軍撤退後に虐殺が起きたなどとするロシア側の主張は、事実ではないと指摘した。ロシア軍は先月30日前後に撤退したが、多くの殺害行為は3週間以上前に行われたとみられるという

同紙によると、ブチャの大通りに横たわっていた少なくとも11遺体については、衛星写真により、先月11日から倒れていたことが確認できた。遺体が写り始めたのは9日から11日にかけてで、この間に殺害されたとみられる。

共同通信は省いているが、ニューヨーク・タイムズは11遺体について死因は不明とし、砲撃による死亡の可能性を認めている。

キエフの親ウクライナ派のテレグラムチャンネルは4月4日、ウクライナ軍がロシア軍の管理下にあったブーチャに砲撃する動画を誇らしげに公開した。

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