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欧米、「ワクチン接種計画」に狂い

By エリック・カートマン

欧米諸国は予期せぬ副作用により、「ワクチン接種計画」に狂いが生じています。

BBC

英医療調査会社エアフィニティーが14日、「米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の新型コロナウイルスワクチンが血栓事例の報告で接種が一時中止になっていることを受け、欧州連合(EU)の大半で接種が2カ月以上遅れる恐れが出ている」と指摘したとロイター通信が報じました。

人口の75%にワクチンを接種すれば、集団免疫を達成するための目標値とされています。エアフィニティーは「EUがJ&Jのワクチンを無期限に使用できなければ、目標値に達するのは当初予想の9月30日から12月8日に遅れる」と指摘。「米国では当初の7月22日から9月17日に遅れる」としています。

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血栓事例の報告によって、J&J製ワクチンの配布が米欧の大半で一時停止。この事態に、米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長は「予測していない」と述べています。

デンマークは14日、欧州で初めて英アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンの使用を中止すると発表するなど、欧米諸国はワクチンの副作用に懸念し、接種を中断・中止を続々と発表しています。

しかし、各社が開発する全ての新型コロナウイルスワクチンが、血栓が生じる事例があるわけではない。

ロシア製ワクチン「スプートニクV」は、同ワクチンの使用により血栓が生じた例はないと、開発元のロシアの国立ガマレヤ研究所は声明を出しています。

英医学誌から約92%の予防効果が認められ、重篤な副作用はないとされる「スプートニクV」。変異株にも他のワクチンよりも効果的だとされています。

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欧州連合(EU)欧州委員会のティエリー・ブルトン委員(域内市場担当)は先月、「EUはスプートニクVを全く必要としない」と述べ、欧州製ワクチンで対応できると見解を示していました。しかし、今は?

また、ブルトン氏は仏テレビTF1に対し「EUは7月14日までに域内全体で免疫を獲得する可能性がある」と述べていました。

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