中国少数民族、臓器摘出の対象に= 国連人権専門家
By NewsMore

国連の人権専門家らは14日、中国で拘束されている少数民族が強制的な移植用臓器摘出の対象とされている情報を入手し、懸念を表明した。
中国は2006年と2007年にも、国連の人権専門家から受刑者からの強制的な臓器摘出疑惑について懸念を示されている。
国連人権理事会の報告者が中国で拘束中の少数民族が移植用臓器の強制摘出対象であるとの“信頼に足る情報”を得たと発表。強制的に血液検査や超音波・X線による臓器検査を受け、臓器移植用データベースに登録される。対象臓器は心臓、腎臓、肝臓、角膜が多い、と。真実究明を! https://t.co/WatcOyECaS
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) June 15, 2021
専門家らは声明で、この疑惑に「非常に危機感を募らせている」と述べた。拘束されている少数民族出身者は、詳しい説明と同意なしで強制的に血液検査や、超音波やX線による臓器検査を受けている可能性があるという。少数民族出身者以外の被拘束者にそうした検査は要求されない。
また検査結果は臓器移植用のデータベースに登録されるという。摘出される臓器は心臓、腎臓、肝臓、角膜が多いとされる。
広告-以下に続く専門家らは「中国における強制的な臓器摘出は、多くの場合、理由を説明されたり逮捕状を示されたりすることなく拘束された特定の民族・言語・宗教的少数派を対象にしているとみられる」とし、「われわれは受刑者および被拘束者に対する民族や宗教・信条に基づいた差別的待遇の報告を深く懸念している」と述べた。
一方、ジュネーブ国際機関中国政府代表部の劉玉印(Liu Yuyin)報道官は、専門家らが「偽情報」を用いていると主張。中国はこの「誹謗(ひぼう)中傷」に「断固反対し、厳然と拒否する」と述べた。
カテゴリー: 国際