韓国長官を更迭させる金与正の「デスノート」とは?

作成時間:2021年1月23日   

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 文在寅(ムン・ジェイン)大統領が20日、康京和(カン・ギョンファ)外交部長官を更迭しました。 康京和長官は政権発足時から歩みをともにしてきた長官。文大統領お気に入りの長官で、「王京和(康京和長官は文政権の5年間、長官職を維持するだろうという意味)」という言葉まで出て来ていました。

もちろん、今回の内閣の改造の対象とされないだろうと声がありましたが、まさかの突然の更送。

突然の更送に金与正(キム・ヨジョン)の「デスノート」のせいだという説が韓国国内で飛び交っています。

康京和長官は1カ月前の国際会議で「新型コロナへの挑戦が北朝鮮をさらに北朝鮮らしくした」として、 北朝鮮がいっそう閉鎖的になったとし、金正恩(キム・ジョンウン)総書記の新型コロナ感染者「0人」という主張を「信じがたい」とも発言。

この発言を聞いて金与正氏は黙っていませんでした。

金与正氏は「おこがましい妄言」と猛非難。「凍り付いた北南関係にいっそう冷気を吹き込ませたくて躍起になっている」「正確に計算されなければならないだろう(きっちり清算する、あるいは代償を払うことになるだろう)」と康京和長官の名を挙げて非難する談話を出しました。

金与正氏の談話の後に康京和長官の更送が決定。 過去にも北朝鮮を非難した統一部長官と国防部長官が相次いで更迭されました。

そのために、北朝鮮を非難すると金与正氏のデスノートによって更迭させられるという説が韓国国内で飛び交いました。

外交部次官を務めた野党・国民の力の趙太庸(チョ・テヨン)議員は「五京和も金与正の一言で崩れた」「文政権の外交・安保関連長官人事は北朝鮮の口をうかがい見なければならない状況だ」と語っています。

康京和長官の更送について、大統領府は「米バイデン政権発足と合わせて交代になったもの」と説明しています。