貧困国の希望 "中国ワクチン"

作成時間:2021年1月31日   

WHOは29日、富裕国のワクチン争奪戦に苦言を呈したとロイター通信は伝えた。

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は29日、富裕国が新型コロナウイルスワクチンを買いだめする限り、コロナ感染は収束しないとした上で、ワクチンの争奪戦に苦言を呈した。
・・・ WHOで緊急事態対応を統括するマイク・ライアン氏は、最前線で働く人々のことを考えねばならないときに、各国は「ケーキを巡って争っている」と非難。貧困国の医療従事者らは「パンくずさえ得ていない」と訴えた
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-who-idJPKBN29Y2OPから

さらに産経新聞の記事によれば

英オックスフォード大などが28日午後11時(現地時間)に公表したデータによると、27日時点で投与されたワクチンは世界で約8240万回。米国が約2460万回と最も多く、中国(約2270万回)、英国(約790万回)、イスラエル(約430万回)と続く。 上位4カ国で全体の約7割を占め、一部の国がワクチンを独占している現状が浮き彫りになった。
https://www.sankei.com/world/news/210129/wor2101290031-n1.htmlから

こうした中で、安価な中国ワクチンがワクチン確保が難しい国々を中心に大量供給されている。

東南アジア各国は、相次いで中国による新型コロナウイルスワクチンの提供を発表している。ミャンマーは30万回分の提供を受けるとしている他、 カンボジアも15日、中国が100万回分の新型コロナウイルスワクチンを無償提供すると明らかにした。
時事通信「中国、フィリピンに国産ワクチン寄付 東南アジアでコロナ外交展開」

東南アジアだけではない

在スリランカ中国大使館は27日、中国政府がスリランカ政府の要請を受け、同国に新型コロナウイルスワクチン30万回分を寄付することを決定したと明らかにした。
AFP通信「中国、スリランカに新型コロナワクチン30万回分寄付へ」

エジプトで24日、中国医薬集団(シノファーム、Sinopharm)が開発した新型コロナウイルスのワクチン接種が始まった。
AFP通信「エジプトでコロナワクチン接種開始」

欧州にも

中欧ハンガリーは29日、中国医薬集団(シノファーム)が開発した新型コロナウイルスのワクチンを欧州連合(EU)加盟国として初めて承認した。
     日本経済新聞「ハンガリー、中国製ワクチンを承認 EUで初 」

産経新聞の記事では、中国やロシアが途上国への影響力拡大を狙っていると指摘し、中露のワクチンは安全性や効果に疑問を呈する見方も少なくないとしている。