自民党が第一党を奪還 都民ファは議席減少 東京都議選

東京都議選(定数127)は4日、投開票が行われた。自民党は33議席で第1党を奪還。ただ、公明党と合わせても過半数(64議席)に届かなかった。地域政党・都民ファーストの会は改選前の46議席から31議席まで減らした。
都議選2021:自民が第1党を奪還するも自公で過半数届かず、都ファは第2党に後退 https://t.co/f1DXZFDmUq
— nakao you sub (@NakaoSub) July 4, 2021
立民と共産は1~3人区の一部で候補者を一本化し、それぞれ改選前を上回る議席を獲得した。
立憲民主は議席増見通しも躍進至らず
— JUNSKY (@junsky2010) July 4, 2021
「総選挙は受け皿作る」手塚都連幹事長https://t.co/2IHfDjfG4m
日刊スポーツ-2021年7月4日23時23分
立憲民主党は改選前勢力の8人からは議席を伸ばしたものの、躍進とまではならなかった。それでも、共産党とは2人区などで候補者のすみ分けを行い、
4日投開票の東京都議選、都選挙管理委員会は投票率が42・41%と発表。前回選(51・28%)を8・87%下回った
衝撃は予想以上の投票率の低さ。低ければ低いほど公明や共産が有利に。昔と違い、支持層の中心が若者の自民は投票所に若者が足を運んでくれなかった。自粛を強いられ、しかも“媚中”二階一派の独裁下の自民に若者がソッポ。自民衆院戦略は見直しへ。当落線上の候補者は危ない。 https://t.co/ZqVwY1h8g9
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) July 4, 2021
読売新聞が選挙結果の評細を報じた。
自民は、2017年の前回選で過去最低の23議席にとどまり、歴史的惨敗となった雪辱を期し、全42選挙区に60人を擁立。大幅な上積みを目指し、新型コロナワクチンの接種の加速などを訴えた。しかし、七つの1人区では中央区と島部の2議席にとどまるなど、各地で苦戦。2009年などの38議席を下回り、過去2番目に少ない結果となった。
自民党の山口泰明選挙対策委員長は4日夜、自公で過半数に届かないことが確実になったことを受け、党本部で記者団に「どこが目標に足らなかったのかを精査し、来たるべき衆院選にも臨んでいかなければいけない」と語った。
公明は、前回選で共闘した都民ファとの関係を解消して自民と選挙協力を結び、現有議席数と同じ23人を擁立。国政との連携などを訴え、8回連続の全員当選を果たした。
都民ファは初陣となった前回選で、当時代表だった小池百合子知事の全面的な応援もあり、49人を当選させて第1党に躍進した。今回、小池知事は過度の疲労を理由に告示3日前に入院し、選挙戦序盤は姿を見せなかったが、投開票日前日に各候補を激励に回った。都民ファは激戦の千代田区で勝利するなど、1人区で3議席を獲得。最終盤で追い上げたが、第1党は維持できなかった。
都民ファの荒木千陽代表は5日午前1時過ぎ、報道陣の取材に応じ、「第1党を譲り渡し、責任を感じている。命がけで浸透を図ったが、まだまだ足りなかった」と話した。
共産党は31人を擁立し、東京五輪の中止を公約として前面に掲げる選挙戦を展開。改選前の18議席から1議席増やした。
立憲民主党も五輪の中止や延期を主張。1人区の武蔵野市を制するなど、改選前の7議席から上積みして15議席に達した。共産と立民は一部選挙区で候補者調整を行っており、両党は今後、衆院選に向けた「野党共闘」の協議を本格化させる見通しだ。
カテゴリー: 政治