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立憲議員、署名不正利用か 党は処分せず

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画像:朝日新聞
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神奈川1区、立憲民主党の元衆議院議員の篠原豪氏に署名を不正流用した疑惑が上がっている。同氏は元横浜市議員で2014年に維新の党より出馬、17年に立憲民主から出馬し、共に比例当選した。

FLASHは26日、横浜市へのIR誘致の賛否を問う住民投票をおこなうための条例制定を求める内容の署名(約19万3000筆が有効)が篠原氏の事務所で不正利用されたと報じた。

FLASH

横浜市へのIR誘致をめぐり、その賛否を問う住民投票をおこなうための条例制定を求めた署名活動。2020年9月から11月の間に「カジノの是非を決める横浜市民の会」によっておこなわれ、約19万3000筆が有効とされた。

結果として条例案は横浜市議会で否決されたが、その活動が大きな注目を浴びたことは、記憶に新しい。

住民の意見を聞くために集められた膨大な署名だが、本誌の取材で明らかになったのは、その一部が立憲民主党に所属し、衆院選に出馬中の篠原豪氏の事務所で、不正に利用されていたという事実だった――。

篠原氏の元秘書がFLASHに明かした内容によると、篠原氏は今回の活動にのみ使用すると明記して集めていた署名に記載された住所などの控えを秘書に作成させていた。これは署名活動中からおこなわれており、最初から署名簿は保管して流用するつもりだったことがわかる。

さらに、篠原氏は署名活動後、多数の署名者にお礼状を出していた。中身は『皆さんのご協力で19万何筆署名をいただきました。この民意を反映させるべく頑張ってまいります』というような内容で、当然お礼状が届いた署名者から抗議がきた。

元秘書:署名活動後の年明け、篠原氏の事務所からお礼状が届いたある方から、抗議の手紙が届きました。『篠原の事務所からこんなものが届いた。自分は篠原の支援者でもないし、自分の家に届くのはおかしい。署名簿を流用したのではないか』と。署名簿は、活動後は使用しないという趣旨が明記されていましたから、これは当然のことです

篠原氏が不正利用した署名は住民投票の是非を問うもの。なかには立憲民主党を支持しない人も署名しているはずで、署名者にお礼状を出せばバレそうなものだ。しかし、同氏はある小細工をした。

元秘書によると、送付予定の挨拶文にある、最後の「衆議院議員 篠原豪」と書くべき箇所から、「衆議院議員」の文字を消させた。

元秘書:この違反行為はバレないのか心配になった秘書のひとりが篠原氏に確認したところ、篠原氏は『大丈夫だ』と答えました。驚くべきはその自信の根拠です。篠原氏が見せた送付予定の挨拶文には、最後に『衆議院議員 篠原豪』と書くべき箇所から、『衆議院議員』の文字が消されていました。篠原氏は、『身分の記述は消した、だから大丈夫だ』と示したのです。
そんなぞんざいなやり方で違反行為がバレないはずがありません。話を聞いたときには、頭を抱えてしまいましたよ。

しかし、署名者からの抗議を受けても、篠原氏は謝罪には出向かなかった。

元秘書:しかし、謝罪に出向いたのは篠原議員ではなく、真山勇一参議院議員でした。というのも、抗議をした署名者は、真山議員のもとで署名をしていたからです。抗議の手紙も、この真山事務所に届きました。

真山議員は、選挙区の都合上、横浜市全域で署名活動をしていました。ただし、選管に提出する際には、各区ごとに提出をしなければいけませんから、真山議員が集めた署名は、各区を担当する衆議院議員に分配されました。篠原氏は、真山議員から渡された名簿も、秘書に打ち込み作業をさせていたというわけです。

真山議員の管轄で署名した署名者に、篠原氏がお礼状を送ったことで、今回の不正利用とはなんの関係もない真山議員が謝罪に出向く事態にまでなってしまったのです。

抗議をした署名者は、その後弁護士を通じて党本部に質問状を送った。それを受け党本部は、神奈川で署名活動をおこなった各議員事務所に対し、ヒアリングをおこなった。だが、篠原氏は「現在は事務所を退職した元秘書が、勝手にやったことだ」と回答。その後、篠原氏に処分が下ることはなかったという。

元秘書は「署名簿を書き写し、ほかの用途に流用するという重大なことを、いち秘書が独断でやるなどということは、まずあり得ない。篠原氏が秘書に責任転嫁していることは、県連も本部もわかっているはずだ」と指摘する。

FLASHは街頭演説中の篠原氏を直撃取材した。

――署名簿を目的外利用したことについてお話を伺いたい。

「ちょっと書面でいただければと」

――本部のヒアリングに対して、篠原議員が「元秘書が勝手にやった」と答えたと聞いたが、事実か?

「党本部のヒアリングに対して、私が『元秘書が勝手にやった』と回答したのは事実か? という点は事実ではありません」

さらに、FLASHは「目的外利用をしたことは事実か」「その後のヒアリングで、秘書が勝手にやったことだという回答をしたのは事実か」という旨の質問状を篠原氏の事務所と立憲民主党本部へ送付。しかし、同誌によると、篠原氏からの回答は「それぞれご指摘の事実はございません」。立憲民主党本部は「ご質問事項については事実確認を含め、個別に当該議員事務所において対応がなされるものと考えます」とするのみだったという。

立憲民主は「まっとうな政治を取り戻そう」と叫ぶ。しかし、今回の事件といい、これまでの議員の不祥事・失言への対応は「まっとうな政治」など出来ない証左といえる。

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